美容院の予約管理システム・アプリ構築

きっかけ

このプロジェクトは、私が髪を切りに行った時の何気ない会話から始まりました。

「ホットペッパー、使いにくいんだよね」── 施術中にそんな話が出て、そこから少しずつ、お店が抱えている課題が見えてきました。

複数店舗を展開するそのサロンでは、予約管理からポイントカード、顧客管理まですべてをホットペッパービューティーに頼っていました。集客力は間違いなくある。でも、リピーターが予約するたびに手数料がかかる。長く通ってくれているお客さんほど、その手数料が積み上がっていく。

「新規のお客さんはホットペッパーの口コミやSEOで来てもらえればいい。でもリピーターは自社で完結させたい」── そんな本音を聞いて、正式にご相談をいただくことになりました。

一緒に考えたこと

いきなりホットペッパーをやめるのは現実的ではありません。新規集客の導線としては優秀なプラットフォームです。問題は、リピーターまでホットペッパー経由で予約し続ける構造になっていたこと。

そこで、「新規はホットペッパー、リピーターは自社システム」という二本立ての設計を考えました。

ただ、お客さんにとって「わざわざ別のアプリで予約する理由」がなければ移行は進みません。ホットペッパーにはポイント制度があり、それ目当てで使い続ける人も多い。この壁をどう越えるかが、設計段階で最も議論したポイントでした。

答えは、「予約するだけの仕組み」ではなく、「使い続けたくなる仕組み」を作ることでした。ポイントカード、誕生日クーポン、プッシュ通知 ── アプリだからこそできる体験を積み重ねて、自然と自社アプリに定着してもらう設計です。

つくったもの

予約管理システム ── PHPで構築した予約管理の基盤です。スタッフのシフトや施術メニューに連動した予約受付ができ、お客さん側からの予約だけでなく、店舗スタッフが空き状況を確認しながらその場で予約を入れることもできます。複数店舗の予約を一つの管理画面で横断的に管理できる構成にしました。

ポイントカードアプリ(Flutter) ── 紙のポイントカードを置き換えるだけでなく、複数店舗どこでも使えるポイントシステムとして設計しました。A店で貯めたポイントをB店で使える。お客さんにとっての利便性と、サロン全体でのリピーター囲い込みを両立しています。

誕生日クーポン・メッセージ配信 ── 誕生日クーポンの自動配布や、お知らせのプッシュ通知など、アプリならではの接点を設計しました。メールと違って通知はほぼ確実に届く。この「届く力」が、のちにリピーター定着の大きな武器になりました。

カルテ機能 ── 施術内容、髪質、過去の要望などを記録・共有できるカルテ機能を実装しました。担当スタッフが変わっても、前回の施術内容や好みを把握した状態で接客できる。お客さんにとっての「このサロンは自分のことをわかってくれている」という安心感につながります。

何が変わったか

正直に言うと、導入直後はスムーズにはいきませんでした。

ホットペッパーのポイントを貯めている人は、すぐには自社アプリに切り替えてくれません。これは想定していたことではありますが、やはり最初の数ヶ月は「本当に移行してくれるのか」という不安はあったと思います。

転機になったのは、アプリならではの体験を地道に積み重ねたことでした。誕生日に届くクーポン。予約の変更がアプリからワンタップでできる手軽さ。キャンペーンのプッシュ通知。一つひとつは小さなことですが、「ホットペッパーよりこっちの方が便利だな」と感じてもらえるポイントが増えていった。

結果として、リピーターがアプリに定着し、ホットペッパー経由の予約比率が徐々に下がっていきました。手数料の削減はもちろんですが、それ以上に「自分たちのお客さんとの関係を、自分たちでコントロールできるようになった」という変化が大きかったと聞いています。

ふりかえり

このプロジェクトは、美容室の椅子に座っている時の雑談から始まりました。「使いにくいんだよね」というたった一言から、半年後にはシステムが動いていた。

株式会社才が大切にしているのは、こういうカジュアルな場から生まれる本音のご相談です。ミーティングの場では出てこないけれど、ふとした会話の中に「本当に困っていること」が隠れている。それを拾って形にするのが、私たちの仕事です。

ホットペッパーの手数料が気になっている。紙のポイントカードをなんとかしたい。お客さんとの接点をもっと増やしたい ── 同じような課題を感じているサロンオーナーの方がいれば、ぜひ一度お話を聞かせてください。髪を切りに来ていただいても構いません。

visitor@sai: /works
  
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    株式会社 才 (SAI Inc.)

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  Type 'help' to see available commands.
  Type 'gui'  to return to visual mode.
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visitor@sai:/works$ cat beauty-salon-system
── 美容院の予約管理システム・アプリ構築 ──

きっかけ

このプロジェクトは、私が髪を切りに行った時の何気ない会話から始まりました。



「ホットペッパー、使いにくいんだよね」── 施術中にそんな話が出て、そこから少しずつ、お店が抱えている課題が見えてきました。



複数店舗を展開するそのサロンでは、予約管理からポイントカード、顧客管理まですべてをホットペッパービューティーに頼っていました。集客力は間違いなくある。でも、リピーターが予約するたびに手数料がかかる。長く通ってくれているお客さんほど、その手数料が積み上がっていく。



「新規のお客さんはホットペッパーの口コミやSEOで来てもらえればいい。でもリピーターは自社で完結させたい」── そんな本音を聞いて、正式にご相談をいただくことになりました。



一緒に考えたこと

いきなりホットペッパーをやめるのは現実的ではありません。新規集客の導線としては優秀なプラットフォームです。問題は、リピーターまでホットペッパー経由で予約し続ける構造になっていたこと。



そこで、「新規はホットペッパー、リピーターは自社システム」という二本立ての設計を考えました。



ただ、お客さんにとって「わざわざ別のアプリで予約する理由」がなければ移行は進みません。ホットペッパーにはポイント制度があり、それ目当てで使い続ける人も多い。この壁をどう越えるかが、設計段階で最も議論したポイントでした。



答えは、「予約するだけの仕組み」ではなく、「使い続けたくなる仕組み」を作ることでした。ポイントカード、誕生日クーポン、プッシュ通知 ── アプリだからこそできる体験を積み重ねて、自然と自社アプリに定着してもらう設計です。



つくったもの

予約管理システム ── PHPで構築した予約管理の基盤です。スタッフのシフトや施術メニューに連動した予約受付ができ、お客さん側からの予約だけでなく、店舗スタッフが空き状況を確認しながらその場で予約を入れることもできます。複数店舗の予約を一つの管理画面で横断的に管理できる構成にしました。



ポイントカードアプリ(Flutter) ── 紙のポイントカードを置き換えるだけでなく、複数店舗どこでも使えるポイントシステムとして設計しました。A店で貯めたポイントをB店で使える。お客さんにとっての利便性と、サロン全体でのリピーター囲い込みを両立しています。



誕生日クーポン・メッセージ配信 ── 誕生日クーポンの自動配布や、お知らせのプッシュ通知など、アプリならではの接点を設計しました。メールと違って通知はほぼ確実に届く。この「届く力」が、のちにリピーター定着の大きな武器になりました。



カルテ機能 ── 施術内容、髪質、過去の要望などを記録・共有できるカルテ機能を実装しました。担当スタッフが変わっても、前回の施術内容や好みを把握した状態で接客できる。お客さんにとっての「このサロンは自分のことをわかってくれている」という安心感につながります。



何が変わったか

正直に言うと、導入直後はスムーズにはいきませんでした。



ホットペッパーのポイントを貯めている人は、すぐには自社アプリに切り替えてくれません。これは想定していたことではありますが、やはり最初の数ヶ月は「本当に移行してくれるのか」という不安はあったと思います。



転機になったのは、アプリならではの体験を地道に積み重ねたことでした。誕生日に届くクーポン。予約の変更がアプリからワンタップでできる手軽さ。キャンペーンのプッシュ通知。一つひとつは小さなことですが、「ホットペッパーよりこっちの方が便利だな」と感じてもらえるポイントが増えていった。



結果として、リピーターがアプリに定着し、ホットペッパー経由の予約比率が徐々に下がっていきました。手数料の削減はもちろんですが、それ以上に「自分たちのお客さんとの関係を、自分たちでコントロールできるようになった」という変化が大きかったと聞いています。



ふりかえり

このプロジェクトは、美容室の椅子に座っている時の雑談から始まりました。「使いにくいんだよね」というたった一言から、半年後にはシステムが動いていた。



株式会社才が大切にしているのは、こういうカジュアルな場から生まれる本音のご相談です。ミーティングの場では出てこないけれど、ふとした会話の中に「本当に困っていること」が隠れている。それを拾って形にするのが、私たちの仕事です。



ホットペッパーの手数料が気になっている。紙のポイントカードをなんとかしたい。お客さんとの接点をもっと増やしたい ── 同じような課題を感じているサロンオーナーの方がいれば、ぜひ一度お話を聞かせてください。髪を切りに来ていただいても構いません。

visitor@sai:/works